最近流行りの筋膜リリースについて!

それでは、今回は筋膜について考えてみます。

筋膜について筋膜は、膜に強度を与えるコラーゲン繊維と伸張性を与える弾性線維からなり、その中にある筋肉の保護と支持、更に筋肉と他の組織との間で摩擦が起きないように滑走性を保ち筋肉の運動が円滑に行われるようにする役割があります。

筋肉が有効的に機能するよう補完しているものと考えていいでしょう。

筋膜リリースを推進される方は、筋膜は全体として身体の全ての要素を覆い、表面から深部に至るまで連続した組織で体を安定させる重要な作用を有するため「第2の骨格」であると言われます。

しかし、これは筋肉そのものにも同じ様に言えます。あたりまえですが、筋肉は筋膜に包まれているからです。

それなので、機能的にも解剖学的にも両者を区別する必要をないと思います。

筋肉と筋膜の大きな違いはその自発運動にあります。自発運動のある筋肉の方が当然として血流障害が起きやすいです。血流障害が起きやすいということは痛みや機能障害も起きやすいということになります。

施術の仕方にも違いがあります。

筋膜リリースは施術の強さとしては最も優しい手技で、持続した穏やかな圧迫や伸長を適用する方法です。一度施術された経験はありますが、気持ちはいいのですが、施術後の効果は、今一つといった感じでした。

もう一つ特徴的なことでは、筋膜連鎖という考え(筋膜は一定の走行を持って身体全体につながっている)のもとに、痛みのある所とは違った部位にアプローチされることが多く、施術を受けた方の感想を聞くともっと痛い場所を中心に触ってほしいという意見をよく聞きます。

対して、筋肉の施術は、筋膜リリースと同様に持続的で穏やかな方法から更にしっかりと揉んだり伸ばしたり・圧迫する方法と段階的にいろいろあります。それらをうまく組み合わせて最も効率的な方法を適応します。

方法以外にも施術時間の違いもあります。

筋膜リリースは先程述べたように持続的で穏やかな刺激となりますので、施術中の痛みはあまり感じませんが、時間は長くかかります。施術時間が長いので一般的に割高な料金となります。

対して、筋・筋膜への施術は直接に問題箇所へアプローチする場合もありますので、多少痛みを伴いますが施術時間は短く、短時間で効果がしっかり出ます。

経験的には筋膜リリースも筋肉の施術もやり方の違いであって目的や結果は同じと考えます。それぞれ別に考えることなく筋・筋膜と言われるように一つの組織と考えたほうが理解しやすいと思います。

リハビリ整体院の施術は筋肉と筋膜の両者を全体的に施術しますので、どちらがいいか迷っている方は、まずはリハビリ整体院をお試し下さい。北九州市小倉南区に開業して以来10年を過ぎました。臨床経験は30年以上になリますので安心して来院下さい。