健康常識について医師池谷敏郎さんの話しを中心に紹介させていただきます。

食べる順番について

糖質制限最近、食後の血糖値や中性脂肪が急激に上昇することが、血管系の病気である心筋梗塞や脳卒中の発症リスクを高めることが徐々に分かってきました。更に、食後の血糖値の上昇は、膵臓からのインシュリンの分泌を刺激し、その結果、体に脂肪をためやすくするため肥満の原因にもなっています。

インシュリンは肥満ホルモンと言われています。

そこで食後の急激な血糖値や中性脂肪の上昇を抑えるために気をつけて頂きたいことが食事の順番です。多くの食材の中で食物繊維を多く含むもの(野菜・豆類・きのこ類・海藻)は、食後の血糖値の上昇を抑制し、脂質の吸収も低下させる効果もあります。

基本的に食べる順番は以下のようになります。
①:野菜や豆類・海藻・きのこ類など食物繊維が多いもの
②:タンパク質が豊富な肉や魚など
③:ごはんや麺類、パンなどの炭水化物

食後に血糖値を上昇させる栄養素は主に炭水化物、いわゆる糖質です。脂質やたんぱく質を食べても食後の血糖値はあまり上昇しません。糖質は摂取したぶんだけインスリンが分泌されます。特に現代人は糖質過剰傾向となっていますので、多くのインスリンが分泌されています。

そしてインスリンの大量分泌によって消費できず残った糖質をどんどん体の脂肪として溜め込みむ働きをします。

糖質の吸収を抑える食物繊維を先に食べ、次に糖質以外の脂質やたんぱく質を摂取し最後に糖質を取るようにすれば、食後の血糖値の上昇が抑えられることになります。

ゆっくり食べるだけでダイエット効果あり

近年、食事の時にゆっくりとよく噛んで食べると、ダイエット効果があることが分かってきました。よく噛むこと自体が脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑えるとともに、交感神経に作用し脂肪細胞での脂肪の分解と燃焼を促すのです。

一口で10から20回ほど噛むようにして、少なくとも30分ほどかけてゆっくりと食事をとることによって、満腹感を得やすくなると共に、脂肪燃焼も起こりやすい状態を作ることになります。

またゆっくり食べると唾液の分泌が活発になります。唾液には消化酵素や殺菌効果のある物質が含まれています。従って唾液をしっかり出すことは消化吸収を高め、更に免疫力をアップさせるということになります。

ちょっとした心がけで、長生きにつながるならやって見る価値はあると思います。自分は元来早食いのためよく妻から注意されます。しかしこの知識があれば妻の注意も思いやりと受け止めることが出来ます。みなさんも健康には十分気をつけてください。